キミの冒険が今始まる

『What was we happend?』

【能力】
炎のように煌めく何かを空中へと放つ。


【どのようなものか】
開拓地『冬眠する文明跡地』で見つかった瓶とその中に入っている火の粉のようなものである。
火の粉は空気よりも軽く上昇し続ける性質があり、燃え移ることは無い。しかし、火の粉は一定の時間もしくは高度に依存してその光を失いやがては塵のようなものへと変化することが確認されている。
火の粉自体は燃え移らないが、高温であるため現時点でこの瓶を除いた物質で火の粉を封じ込めるのは不可能である。
また、瓶の中の火の粉は常に一定密度で収まっておりそこに変化が起こったような痕跡や記録は残っていない。
瓶自体は温度は一定で人間でも持つことが可能ではあるが安全に収集する方法は無く、未だ『冬眠する文明跡地』の最奥で、火の粉を放ち続けている。


【『冬眠する文明跡地』との慣例性】
このトラースは、『冬眠する文明跡地』の寒冷化の原因であるとも考えられている。
『冬眠する文明跡地』の異常に低い気温環境は、空中に放たれた火の粉が塵になることにより上空を覆い、日光やその他可視光線を遮っていることにより発生している。
このことと周囲の生態系を鑑みるに、このトラースは数百年以上、火の粉を巻き上げていることが考えられる。


現在でも火の粉は吹き上がり続けているが、寒冷地が拡大するかどうかを予測するためには火の粉の塵の上空変化及びに周囲の地理的影響を調査する必要があり、未だに予測不可能領域である。

2022/3/24