アーレスの開拓者

【概要】
外見はドーム型をしており、ゼリー状の壁らしきものに覆われている。これらは黒く、先を見通すことはできない為、内部がどうなっているかを外部から視認できない。
内部に入ると、そこには、無酸素無重力の天井も地上もない銀河が拡がっていて、至る所にビー玉からピンポン玉サイズの星々が散らばっている。これらは過去、人類が観測していた天体の動きや位置とは全く違っており、星々にも名前がつけられている。何故名前がわかるかというと、星に近付くと謎の言語でその星の名前が浮かぶからである。この言語は我々には解読できないが、不思議と頭の中で意味が理解出来るものとなっている。
この星は外に持っていくことは不可能であり、星を外側に持っていこうとすると外側の光によって星は消滅してしまう。


この星々に触れた時、その星の名前を持つ人物の過去に触れることが出来る。在りし日の食事の風景、誰かと手を繋ぎ歩いた夕暮れ、喧嘩をして泣き喚く部屋の隅。…これらの星々の名前、そしてそれらの記憶は既に亡くなっている人物の物であることが分かっている。