ドラゴン/竜種
【生息地】多地域に分布
【概要】全長20~40m。爬虫類に近い肉体、《甲殻》と呼ばれる硬質の鱗で構成された鎧状の外殻、鋭い爪や牙、長い尾を持ち、寿命が800~1000年以上ある強大な種族。中でも最大の特徴は《竜吼》と呼ばれる高熱エネルギーを伴う咆吼攻撃で、咆吼と共に貫通性の高い層と破壊力の高い層が複合的に重なった帯状の光線を投射、射程距離は約3km程で、周囲の大気をイオン化し、光軸を中心とする激烈なプラズマと熱の奔流を巻き起こす。また、竜種の首や顎の骨は上下で分かれた構造をしており、これらの連結を外す事で口径を拡大する事も可能。《竜吼》により体内に生じた熱を腰部背面や背部の甲殻にある排熱孔から放出する事で体内の冷却を行うと共に外気へと接触させる事で爆発的な熱膨張を発生させ、突撃用加速として利用している。爪や牙なども非常に硬質で、危険な種ではあるものの、甲殻や爪、牙などは開拓者や未開拓地に居住する蛮族にとって武具や防具に、肉は食用として用いられるが血液および内臓の一部に高濃度の毒素を含んでおり、調理するには《竜種調理師免状》の取得が必須とされる。また、生物学的には《地竜種》と《天竜種》の二種で分類している。
《地竜種》主に森林地帯や洞窟の多い地帯、湿地帯などに分布する竜種。四足歩行や二足歩行など歩行には種によって差が存在している。主に尾、爪を用いた攻撃をする事が多く、《竜吼》よりもその後に行われる加速突撃に最大限の注意が払われる傾向にある
《天竜種》主に平地や山岳地帯などに分布する竜種。背中に大型の翼を有しており、非常に高い飛行能力を有する。大型の種は背中に、小型の種は前脚が翼となっている場合が多い。《竜吼》の威力は地竜種よりも高く、突撃加速による瞬間的加速も相まって隙の無い戦闘能力を誇る