水晶の心臓


【能力】
『水晶の鹿』の精製
十分な日光を浴び、内部及び周囲に十分な水晶がある際に生命体『水晶の鹿』を精製する能力。
【概要】
外側を水晶、内側をアメジスト、葉を模した部分を緑水晶で構成する睡蓮に似た形をしているトラース。
このトラースを構成している水晶達は非常に硬く、並の鈍器では破壊する事は出来ない。
普段は花弁を模した部分(以下花弁)を閉じており、約2m程の大きな雫型の水晶に見える。
能力発動時にはその花弁を開く事で中心部から『水晶の鹿』を精製。
その後『水晶の鹿』が自身から出た事を確認するとゆっくりと花弁を閉じ、元の状態へと戻る。
能力の発動は条件が揃っていれば3日に1回周期で発動し、条件が揃っておらず3日を過ぎた場合は条件が揃い次第能力を発動する。
生命体に見えるが寿命や生命活動を見受けられないほか『水晶の鹿』が何故産まれるのか、何故肉片の含まれていないこの物質から産まれるのか判明しない為、トラースと分類出来るだろう。
能力の発動条件「水晶が十分にある」について、十分というのは『水晶の鹿』1匹分の事を指している。また「内部」については閉口時の花弁と葉を模した緑水晶の隙間の事を指しており、『水晶の鹿』の1部個体はここに水晶を入れている様子が見れる。
また、周囲2m以内(花弁が開いた際、花弁で覆われる部分)に十分量の水晶があった際にも条件は満たされる。
そして「内部」の水晶が足りなかった場合は周囲の水晶を使用しているのか閉口時にそこにあった水晶が減っている。
能力の都合上日が当たる部分に設置、及び生息する(させる)のが推奨されており、水晶の国でも日が当たる場所に偏在している。
個数は確認出来る限り3個程。
日光に一切当てずとも死滅する事は無いため回収する事は可能。しかし回収後は『水晶の鹿』の発生や大きさに気を付けるべきだろう。