オハリイ


【生息地】水晶の国
【概要】
哺乳綱鯨偶蹄目イノシシ科の1種。イノシシ科の他の動物に違わず神経質な動物である。画像は子供のスケッチ。
蹄や牙などが水晶化している他、ハリネズミのように背中全体を覆う水晶と、同じく水晶化したサソリのような尻尾が特徴。繁殖期にはオスがメスを探し回り求愛を行うが、その際は背中の水晶が美しいほど魅力的とされる。平均寿命は4年ほどだが、運が良ければ10年ほど生き延びる個体も存在する。
優れた身体能力を持ち、鋭い牙と強い顎は開拓者にとっても脅威である。人語こそ解さないが知能も高く、中でも美醜の感覚に優れ、一般的に「美しい」とされるものを好む。清潔な場所を住処に選ぶなど綺麗好きでもあり、水浴びをしている光景もよく見られる。主食はおそらく水晶。水晶の国のものであればなんでも口にする。
また、オハリイの尾は特殊な感覚器官であり、周囲の生物の感情の機微、とりわけ「その人物が求めているもの」を敏感に察知する。彼らに、もしくは彼らがこちらに敵意、害意を持っていないことが前提にはなるが、彼らの喜ぶような「美しいもの」……できれば水晶以外のものが好ましいだろうが、それらを対価に差し出せば開拓の手助けをしてくれるかもしれない。
2022/4/22