真昼の国


真昼の国に先についた第一開拓班の目に飛び込んできたのは熱風と辺り一面砂の海であり、古代に造られたであろう壊れたビルの群れ達が悲しく建っている土地であった。下調べにと調べていくと、川などはもちろんなく再び海以外の水資源がないのではないかと思わせる環境と暑さに不安が過ぎる。
そんな中、事前調査により生物は9体いることが発覚する。触れるとすぐに死に食べるとマンゴーの味がする【サニーマーメイド】を発見することに成功。開拓者の一人が小さなオアシスを発見したが、茶色い葉と花弁の大きな白い花が特徴的な【スイート・マグノリア】を口に含んだことにより炎症が起き、更にはスイート・マグノリアを主食とする毒蠍【アネスシージャ】に刺されたことにより、幻覚を見せる菌【侵食する黒点】に侵されたことによりその人物は船に戻らざる得なくなった。
第二開拓班がたどり着いた頃には拠点の設置・隣国の確認・トラース回収などやることが山積みであったが、皆が協力をしたことにより、東側に大きなオアシスがあることが発覚。それにより水の確保に成功。また枯れ草と共に転がっていた着用者の視界から非個体の物を完全透過させる。また、目、耳、鼻、口が原因の状態異常の無効化するトラース【サンメット】を発見後に確保。更に小屋にあった病的なまで闇を恐れた男によりずっと昼を望み叶えたトラース【プレイヤー】を発見後に確保。このトラースが昼間になり続けている一つの原因だと突き止める。拠点の設置もその頃には完成していた。
好奇心旺盛な開拓者達はまだ生物はいないかと探すと、巨大な針が特徴的なサボテン【サニーカクタス】。太陽がよく当たる場所に生殖する2種類の花が見つかる。一つはサニーマーメイドを生み出す花【サニーフラワー】、もう一つは傷付けると赤い液体を流し、じっと見てくる花【太陽の雫】を発見した。じっと動かないフクロウ【ファウロゥ】も後に見つかり、これにて生物は全て見つかった。
隣国を確認したものによると、隣の国では夜となっており、真昼の国よりも寒い可能性が高い。またのことは反対にずっと夜であり続けてる可能性があるだろうとのことだ。次回探索時には隣の国を調べることとなるだろう。
この結果を踏まえて危険はあるものの、人の住めない環境下ではないと判断をされたので本格的な開拓を進めることに決定をした。この地にも何かしら有効活用ができるように工夫をしたいとのことだ。
ずっと昼間のこの土地を我々は【ヘリオス】と名付けることにした。これから何百年とかけて住みやすい土地に生まれ変わらせることを約束しよう。開拓者諸君開拓を進めてくれて本当にありがとう。これからもよろしく頼むよ。