月夜の国


第一開拓班は真昼の国の西に位置する洞窟から探索を開始する。トンネルは五百年以上経過していたとしても安全であり、何もなく難なくと進んでいくと東へと出てきた。そこは見たことのない素材が使われた建物が多く存在していたが、ほとんどが倒壊をしており無事そうだったのは蔦が張った2階建ての建物・崩れかけている平屋の建物・比較的綺麗な3階建ての建物であった。他にも、北には探索をして音信不通となった問題の遺跡や、冷たい風が吹いている南、森林が広がる西が存在していたが、開拓者達はまずは東の建物内を探索することとなった。
壊れた平屋には洗い場だったと思わしき場所が、何か黄色く光っておりそれは完全な球体であり直径4cmほどの黄色に光る石であった。重要だと思われるそれを第二開拓班へと渡すこととなる。
蔦が張った2階建ての建物には写真が入った写真立てと不思議な素材で作られたノートが残されておりノートには『あの男がしていたことは、間違いだとは思わない。ただ、俺にとっては大きな間違いだった。誰がこれを読んでいる?いや、そんな人物が現れるのかどうかは知らないが____』『こんな昼も、夜も、終わりにしてくれ』と書かれてあった。写真には二人の男性らしき人物が書かれており、建物の持ち主と考えられる。
3階建ての建物は安全性が高く何もないことからそこを拠点とすることとなり、東エリアの探索は終了した。
次に西へと進んだ開拓者達はタイルでできた小道を発見し、大きな倉庫を発見した。下と上に分かれており、上の階にて黒色に光る球体を手に入れることに成功。のちに第二開拓班へと渡すことになる。下にあった装置はどうやら古代の人間が作った海水淡水化装置であり、これにより水源の確保に成功したことになる。帰り道にてこの地域特有の植物【燈草】を発見することに成功した。
南へと向かうと湿地帯が見えたが寒さのあまりにか表面が凍っており、1つだけ黄色く光っている湖を発見する。それを割った開拓者の手によって半分だけ黄色く光る球体を手に入れることができ、ここで第二開拓班の到着の時間が訪れたことにより一時帰還をすることとなる。
第二開拓班が到着後、早速遺跡の開拓へと足を踏み込むこととなる。遺跡に謎解きが存在しており、入り口のをクリアしたのちに、開拓者達は二手に分かれることとなる。その後、謎解きをクリアした開拓者達は合流をし、ある男と出会うこととなる。ある男はヘリオスに住んでいたとされる男の知り合いであるようで、外はどうなっているのだと尋ねた。開拓者の一人が答えるや否や消えてしまい、残されたのはトラース【シャーマン】のみとなった。
朝も夜も交わり、知恵を欲するこの土地を我々は【セレーネ】と名付けることにした。何百年とかけてこの土地を住みやすくすることを約束しよう。開拓者諸君開拓を進めてくれて本当にありがとう。これからもよろしく頼むよ。