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ハミングさん (8a50shtk)2022/5/2 01:03 (No.22290)削除
(嗜好を持っている訳では無いと言いながらも、目の前の崩れかけた歪な展示品に向ける眼差しは至極真剣なものだった。その姿勢から察するに、やはり彼は真面目な性分なのだろう。)
『俺は…この世界全体を護ることが目標なんだ。』「…………ほう!」(ほんの少しだけ恥ずかしそうな態度に漸く年齢相応の表情や人間らしさを感じ取りつつ、関心とも驚きとも取れる声色で、次の言葉を静かに促した。)
「美しいものを、美しいままに………」「ああ、成程、成程!」(小さくそう呟いた後、首を縦に振り、まるで肯定したかのような反応を示した。然し、次の瞬間。)「吾輩はそうは思わないであります。」(彼から出たのは、反応を裏切るかのような否定の言葉のひとつだけだった。もしも貴方が此方へと顔を向けたのならば、彼は展示品からすいと視線を移し、にこりと貴方へと笑いかけるだろう。ほぼほぼ初対面の相手に対して不躾に否定したと言うのに、悪意など微塵も感じさせない様子で、然し有無を言わせない様な様子でもあるだろう。)「ひとつ、お聞き願いたいのであります。」(コツン)(硬い靴音を響かせて、真っ直ぐに貴方を捉える。腕は後ろ手に組まれたままである。)「我々開拓者は世界に広がる未知を開拓せねばならないという使命を背負っているでありましょう。〝開拓〟されてしまえば、それは本来の姿を失っていく事なのであります。人が立ち入れば、人が踏み荒らしてしまえば、美しいままでは居られない。」(そう、先日探索が行われた【クワンツ・ド・ロッシュ】と名付けられた、見るも美しい水晶の国ですら。人が住みやすくなるようにと、姿形を良いように変えられていくのである。けれどそれが悪だとは思わない。)「未知を蹂躙するとは、そういうことでありましょう。」「ですから、ええ、ですから!吾輩こう思ったのでありますよ!」「〝開拓者〟という使命を背負いながらも〝護りたい〟と仰る貴殿は_____」「素晴らしく、傲慢だ。」(ゆっくりと、微かに目を開く。なだらかな山を描く、細い線のような目だ。そして彼は貴方と出会った瞬間から、笑顔を絶やさず人当たりの良い態度を取っていながらも、一度も笑い声をあげては居なかった。)
そありんさん (89tfhvim)2022/5/2 22:56削除
首を縦に振るのを確認し、あいも変わらず弧を描いたままの眼に期待の眼差しを向け。「…おお、わかってくれる_____『吾輩はそうは思わないであります。』言いかけたところで、聞こえてきた言葉を、流れ星が流れ、消えるくらいの_____ほんの少しの間、停止した思考回路を取り返すように、よくよく噛み砕いた。しかし貴君の表情は無に還るわけでもなく、ひたすら初めて出会ったその瞬間の笑顔のまま塗り固められており。一体全体、どのようにこの出来事を受けとめればよいのか理解できず、時折困惑したような声を漏らしながら、貴君の次の動作を待つほかなかった。「………………………」返す言葉もない、…………とは、思わなかった。勿論、そんなわがままがすべてまかり通るなんて、思っちゃあいない。……いや、そうなればいいな、とは、思っていたけれども。「………そう、だな。」「だけど…………全部なかったことにするのは、悲しい、だろ?……はは、君はそうは思わないのかもしれないが…」「こんなふうに……自然物一つ一つをこの世に遺して、しっかりと生命の証が、後世にちゃんと伝わるように」「……そう、したいんだ。」顔は展示物の方へ向けられていたが、その瞳は展示物のその先へ、どこか遠くを見つめているような、そんな面持ちで。指先がショーケースに触れるか触れないかで手を止め、ぐっ、と。少し爪が食い込むくらいに、固く固く、握りしめていた。



『〝開拓者〟という使命を背負いながらも〝護りたい〟と仰る貴殿は_____』『素晴らしく、傲慢だ。』



「ああ、その通りだ。わかってる。」

「でも…本気だ。」

そう言い切った彼は、真っ直ぐ、鋭く…刃のような目をしていた。
多少の犠牲を払っても、己の正義を信じてやまない。
正しく、“正義”を謳う傲慢そのものだった。
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さん (89xwcz5l)2022/3/29 20:41 (No.18630)削除
(僕(やつがれ)は日が沈むのを街の外側から柵に腰掛け眺めていた。草原が流れる様に風に靡(なび)く、茜色の陽(ひ)が西に向かって下がっていく。西陽からくる光は目に突き刺すかの様に眩しく思ってしまう。夕焼けと同時に暗闇の世界へと暗く染まっていく。『そろそろ日も沈むんか…』ポツリと呟いた言葉は、寂しさを表しているのではないか…思わず乾いた笑いが出てしまう。“"家族"や"友達"、はたまた"恋人"”(パートナー)と過ごしている家も多いのでは無いか…暗闇の世界は自分(やつがれ)の心にも染まっていく。周辺(あたり)の街は街灯が灯られその光は、まるで"光の世界"(イルミネーション)"かの様に輝いていた。とても綺麗だ。この灯りを何度も見る度に心が何度救われたか街の外側からだが触れてみたくて思わず手を伸ばす。輝(かがやき)を掴もうとして。でも触れる事は出来ない、触れてしまうと自分(やつがれ)の体内の毒の効果せいでこの、光の世界(イルミネーション)も失われそうで。)
([赤ん坊(元飼い主様の子供)を僕(やつがれ)の毒で抹殺(ころ)してしまったあとから。]あの頃は何も理解(わか)ってはいなかった。僕(やつがれ)の毒の効果はこんなにも強(つよ)くて、こんなにも怖い存在(もの)なんだってことを…知らなかった。怖かった。自分の効果で抹殺(ころ)す事が可能(出来る)なんて…。)
(ハッと気付くと街は更に彩り(あかり)を灯していた。とても色鮮やかで心奪われた。“──素敵だ。”いつの日か自分も誰かを彩り(あかり)を灯せる人間になりたい。そんな光の世界(ひかりのせかい)に背中を向けては、柵から立ち上がり暗闇の濃い闇の世界へと姿を戻した。先ず、僕(やつがれ)が住む世界線は全く違うこと…。『ヴ…ヴ~…』携帯電話から光が溢れると同時に太股を揺らす様にバイブレーションが鳴った。携帯電話からは、見知らぬ電話番号の記載がしてあった。“[○○○-○○○-○○○○]”(誰からであろうか…)小首を思わず傾げながらその表記を流すかのように目を通した。ずっと鳴り続けるバイブレーション…自分(じぶん)の性格上出ることは抑えられなくて出てしまった。出てしまったあとはなにも考えてなかった。「もしもし…あ、あの…」自分の声から不安感で小刻みに震えが表してるのもわかる。カタカタ震える手を支えては下唇も噛み締めた。下唇から鉄臭い味がする。噛み締める力が強(つよ)くて血が出てしまったらしい。『────…。』ボイスチェンジャーによって変えられた声は聞き取りにくく最初から数秒間の最後まで何を云っているのかわからなかった。──『……。』プツリと糸電話の糸が切れた様にかけ直し(リダイヤル)をした電話も切れた。)
(このあとこの電話から、僕(やつがれ)の人生は手綱とかなんとか囚われるかの様に誰かに奪われ不自由な自由が生まれたのはまた、これは別のお話…。)
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問十二さん (89qrbkj3)2022/3/24 20:46 (No.18173)削除
んー?さっきから芸術、芸術って、その芸術って物が俺には全くさっぱり珍紛漢紛でね、、はは、まあいいんですけどね?ふふん、(少し面倒臭そうに鼻を鳴らせば、また細く妖美な眉を少し下ろし困った様にする。耳を傾ければ体に触ることについて言われ)ええ、ええ、それはどうも貴重なアドバイスでございやすねぇ、どおもどおも、これから気をつけますよっと(言われれば近くピッタリとくっついていた彼と人形の距離を、互いの熱を空気越しに感じられる距離から尻でずるずる、ずるずると離れ熱を感じない位置まで離れれば降参と言わんばかりに両手を上げる。最も人形をたらしめる木から熱は感じるわけもなく離れても何も温度的に変わらないことは明白ではあるが。)さっきからずっと気になってたんだがなんで私が吸血鬼なのさ、ふふ、あんな下劣で恐ろしいもの近寄りたくもない。うんうん。そもそも俺の吸血鬼要素はこの犬歯くらいであって。羽がついてるわけなんかないだろう、(半分嘘で半分は本当だ。彼は吸血鬼と形容するに的確だ。然しそれは外見からはわからない。彼が今口を開く度に月の光に照らされて燦く犬歯は蝙蝠の獣人のそれであるが言われなければ、説明されなければ、分からないであろう。服を着ている為見えないだけで、なるほど、翼、背中に蔓延る事を運命に赦された小さく黒い羽根も、確かに付いている。然しそれは服を脱がなきゃ分からなく、服の上から特別わかることでない。然し人形はそれを的確に見抜く。芸術的だからだと一蹴しているが。)美しいなんて、これはどうもどうもデッサンドール閣下、んはは嬉しいよ。ちょっと変わった経歴?いいや、わたしにはだいぶ変わって見えるよ、デッさん、あなたはただのボケ老人なんかじゃない。俺にはわかっちゃうんだなこれが。ふわぁふ。おっとこれは失礼。ようやく瞼が言うこと聞いてくれそうだよ、今日は楽しかったよ、どーも、あなたとはまた会える気がする。デッさんによるとあるらしい私の羽根がそういってるよ、じゃあね、はは)そういって彼は少し大げさに欠伸をしては立ち上がり、月を何秒か見つめては視線を下に戻し人形の頭をぽんぽんと柔らかく叩く。しては触ってはいけないんだと口を少し横長に開き驚く素振りを見せて顔をくしゃくしゃにした折り紙のようにまた微笑む。すぐに反対に歩みを進めれば後ろは振り向かず片手を高く上げるのだった。その高く上がった細い手は、〝かぐや姫〟が住んでるらしい月光に照らされ無風の小さな雨池の煌めきにその手の姿を映し出した。最もすぐに池が作る小さな波がそれを許さず光を浚ってしまったが。
デッサンドール。彼は口の中で呟けば全く微笑まず笑いもせず真っ直ぐ夜の不確かな生暖かい風の中に消えていくのだった。


____笑い方不自然すぎたかもな、、
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